ふたりぼっち

Futaribochi

1988年 製作       東映・日本テレビ提携作品



プロデューサー 初川則夫・伊地智啓
監督      榎戸耕史
脚本      丸山昇一
撮影      浜田 毅 
照明      熊谷秀夫
音楽      近藤 敦


「あぶない刑事」と二本立てで上映された作品。
劇場で最初にこの「ふたりぼっち」を観た私は、この映画の余韻を「あぶない刑事」で壊したくなかったので、迷う事なくそのまま劇場を後にしました。 後日、又「ふたりぼっち」を再度観に行ったのです。
それ程この作品には私を引き付けるものがありました。どこかしら不器用な二人。仕事のできる女性に憧れ、自分もそうなりたいと願う女と、ロックに憧れ上京し、今では小さな広告代理店で働く男が、ひょんな事から見合いをするところから始ります。映画はそんな二人の一日を描いています。
主人公二人の等身大っぽさも良かったし、それを一日に凝縮した脚本もいいと思います。
特にクライマックス、二人がお互いにいらだち大げんかをするところがちょっとビックリするようなロケーションで、役者の二人も演技をしているというよりもその状況の中でもてあそばれている感じがして、妙にそのシチュエーションをリアルにしていました。                      
街という空間を上手に使っていて、それを物語りにうまく溶け込ませている事がこの映画の印象に残っています。