EOS 7D の動画使用における考察と実践 3
・EOS 7Dの検証ーレンズ色傾向
| 撮影データ:色温度 2,880(EOSセッティング 2,900) |
| ISO 400 |
| シャッタースピード 1/50 |
| 入射光式露出計値 F5.6 |
| 反射光式露出計値 F5.6 (6段階無彩色3番を計測) |
| 撮影絞り F5.6 |
| ピルチャースタイル スタンダード |
各画像の6段階無彩色3番のRGB値が、
○CANON EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS
R 147 G 147 B 160
○Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5
R 145 G 153 B 161
○Ai Zoom Nikkor 25-50mm F4
R 149 G 149 B 160
○Carl Zeiss Tele-Tessar 3.5/200
R 116 G 114 B 124
○Carl Zeiss Planar 1.7/50
R 157 G 155 B 166
無彩色の場合、理想はRGB値が全て同じ数値になることだが、補正で揃えてしまうとレンズの「味」も殺してしまうのでこの中で一番素直な描写をしているEF-S 18-135mmを基準に他のレンズを揃えて行くことにする。
まず分かるのはCarl Zeiss Planar が若干明るく、Carl Zeiss Tele-Tessar が少々暗いということ。Nikkor 25-50mm Nikkor ED 50-300mm はほぼ揃っている。
レンズに刻まれている「F絞り」は計算上の値で、レンズの透過率を加味した「T絞り」が複数のレンズを使用する時は望ましい。映画は同一シーン内でレンズを変えて撮影することはよくあることだが、その際明
るさにばらつきが出ては観客の意識を阻害してしまうからだ。ムービー用のレンズにはこの「T絞り」が採用されているものが多い。後処理で揃えてしまうことも可能ではあるが、映画は数百カットの映像が編集されて連続的に観るものなのるからなのだ。
しかしながら、レンズを1本しか使わないのならばこの限りではない。
更に各画像の6段階無彩色6番のRGB値が、
○CANON EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS
R 29 G 30 B 34
○Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5
R 33 G 33 B 37
○Ai Zoom Nikkor 25-50mm F4
R 34 G 32 B 38
○Carl Zeiss Tele-Tessar 3.5/200
R 22 G 21 B 24
○Carl Zeiss Planar 1.7/50
R 34 G 32 B 38
EF-Sと比較すると Nikkor ED 50-300 Nikkor 25-50 Zeiss Planarの黒が浮いていることが分かる。
Zeiss Tele-Tessarは数値的に若干黒が沈んでいる。
これらはイメージサークルがフルサイズ用のレンズの為、フレアを感じているのではないだろうか。
絞り設定を変え、比較すると
だいぶ統一感が出てきたのではないだろうか。各レンズ、絞りを1/3絞り程度ずらす必要がありそうなことがわかってきた。
更にまだ若干コントラストと彩度または色あいを調整する必要がありそうだ。
これは後に、ピクチャースタイルとしてキャメラに登録するためである。
(今回の検証のほとんどを静止画で行っているのは、このピクチャースタイルとしてキャメラに登録する為である。現状、RAW画像以外からはピクチャースタイルを作成する事はできない)
(コーデックの違いにより解像力などは静止画と動画では異なるはずであるが、それは最終の実写によるテストで確認していくことにする)
シャドー-1 ハイライト-3 |
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シャドー-2 ハイライト-2 色の濃さ-1 |
シャドー-2 ハイライト-2 |
シャドー-2 ハイライト-2 |