1999年
70(正確には65)mmカメラを使った作品である。上映形態はハイビジョン3面。鳥取県にある「フラワーパーク」内で上映中である。大山を中心とした自然描写、四季の移り変わりを撮影している。48対9というおそろしく細長いフレームでの撮影。このフレームには随分悩まされた。それと、カメラ自体の大きさと重さがすごかった。一人では動かせないのである。助手を務めてくれた3人は大変だったと思う。大山滝の撮影では、重い機材を分担して滝口まで下ろした。その下りる道というのが凄くて、途中からは垂直な崖を鎖に掴まって下りる様な場所なのである。撮影は無事に終わったのだが、撮影後数日して同じ場所で転落して亡くなった人がいるというニュースを宿で見た時には、無事に帰れた事を神様に感謝した。全体的にCUT数は必要ないのでじっくりねらう事ができ、東京から一人車で行き、ロケハンしていたこともあった。とにかく、久し振りに心が豊かになれたロケであった。自然物は難しいが好きである。
監督 菊地滋
