Forest System 改良

DIY Dolly,自作撮影用移動車


Forest Dolly の改良 2012

約3年前に製作した「Forest System」の「Forest Dolly」ですが使用しているうちにいくつか 懸案事項が出てきました。それは次にあげる点においてでした。

・騒音
改良前のDollyはウイール(車輪)の硬度の問題か移動中の音が結構うるさく、室内での同録撮影には向いていなかった。
・滑らかさ
これも硬度に関係していてレールとの干渉で細かい振動を拾いやすかった。
・回転精度
安物のウイールだったせいでその精度には疑問があり、上記問題を助長する原因でもあった。
・重さ
当初、100㎜ボールハイハットへ三脚ヘッドをそのまま載せる方式(ハイハットとの一石二鳥を狙ったわけだが)であったが、カメラを合わせたその重さがレールにストレスをかけていた。。



2009年制作時のもの

これらを改良するべく、2012年やっと重い腰をあげました(笑) まず、台車自体の見直し。ベースを薄い合板の素材に変更し、載せるヘッドも軽量なmanfrotto 701HDVとしました。



更に、ウイールの交換。今回選択したのは、スケートボード用ウイール「BONES SOFT CORE」52㎜。硬度80a:これはウイールの中でも比較的柔らかい部類に入るもの。





701HDV下部にはSLIKのレベリングユニットを装着

これで同録に耐え得る静粛性と滑らかさを実現できました。

また、manfrotto 701HDVは手持ちのスチール三脚につけて使用可能です。軽いのでドキュメンタリーなどの時は結構重宝しています。ヘッドオペレーション的にも満足のいくものになりました。