医学としての水俣病 3部作

Minamata disease as medicine trilogy

1975年 製作          16ミリ カラー



製作       高木隆太郎
監督       土本典昭
撮影       大津幸四郎
音楽       小栗孝之 松村禎三
録音       浅沼幸一
編集       土本典昭 市原啓子
ナレーション   伊藤惣一

第I部 資料 証言 篇82分
第II部 病理 病魔 篇103分
第III部 臨床 疫学 篇91分


この作品の事はよく覚えている。
中学1年生の時、体育館で休憩を入れてこの三部作を観たからである。
ドキュメンタリーをちゃんと観たのはこの時が始めてだったのではないだろうか。
水俣病という公害病を記録した作品である。
当時、映像を作る事に目覚めていた私は体育館の薄明るいスクリーンに映し出された映像にかなりのショックを受けたようだ。
私のその後の人生にかなり影響をあたえていると思う。
それまで特撮映画やドラマにしか関心がなかったのが、この作品を観てからドキュメンタリーにも関心を持つようになった。
そして後年、この作品に係わったスタッフの内、撮影の大津さん、録音の浅沼さん、ナレーターの伊藤さんと仕事をする事になる。
何か不思議な縁(えにし)を感じる作品である。